広島県の県花

2019年04月30日

広島県の県花をご紹介します

こんばんは!
ハーバリウムジャパンの酒井です。

日本には47の都道府県があります。
各都道府県には、いわゆる「県花」というものがあります。

皆さんはそれぞれの県花をどれだけご存知でしょうか?

本日は広島県の県花をご紹介いたします。

広島県の県花はモミジ

実は広島県の花は正式には決まっていないようです。

県の木としてモミジが決まっていて、馴染みがあるので、県の花もモミジとしています。

やっぱり広島といえば、モミジです。

宮島には「紅葉谷公園」があり、約700本のもみじがあり、美しく咲きます。

紅葉谷公園のもみじですが、江戸時代に苗木が植えられたことから始まりましたが、昭和20年の台風で土砂に飲み込まれてしまい、その後の復興工事を経て、今のような美しい景色を見ることができるようになりました。

もみじは葉の色が美しいと思われがちですが、花も咲きます。

新緑の季節になると、小さくて可愛い紅い花が咲きます。

モミジとカエデの違い

「モミジ」と「カエデ」の違いって何?という方が多いのではないでしょうか。

そもそもモミジという単語は「もみづ」という動詞が由来になっています。

平安時代から、染料として使用されていたベニバナなどから染料を揉みだして、水色に染み出すという言葉が『もみづ』として定義されていました。

名詞の「もみぢ」は当時イロハモミジなどを表すのではなく、先ほどお伝えしたような、染みだすように草木が色づいたさまを「もみぢ」として使っていました。

カエデとモミジって一体何が違うのでしょうか。

元々の種類が違うのか、成長の段階で名前が変わるのでしょうか。

紅葉と漢字でかくと、「もみじ」とも「こうよう」とも読みます。

紅葉はもみじに色がつくことを言うのでしょうか。

今回は、かえでともみじの違いについても書いていきたいと思います。

紅葉(こうよう)と紅葉(もみじ)は同じ漢字を書きますが、意味は違います。

紅葉(こうよう)とは、落葉樹が落ち葉の前に葉の色が変わることを言います。

ある植物に限らず、秋の季節に色が変わる植物に対して使われます。

紅い(赤い)葉に変わることを「紅葉」(こうよう)、黄色に変わる場合は「黄葉」(おうよう)、褐色に変わる場合は「褐葉」といいます。

一方で、モミジというのはカエデ科の植物で、特に赤く色付いた葉をあらわす場合がほとんどです。

「カエデ」はカエデ属植物の葉の形が、蛙の手の形に似ているので「かへるで」から「かえで」となまりが出て変わりました。

モミジと同じく万葉集にもカエルデという表記が見られています。

モミジとカエデを区別しているのは日本人だけです。現在のカエデは全部カエデ(かへるで)と呼ばれていました。

紅葉の代表として、モミジが認識されてきたので、もみぢ=紅葉(こうよう)=モミジと置き換えられてきたのです。

英語ではもみじを「Japanese maple」と表記されて、直訳すると「日本のカエデ」です。

海外ではカエデ属の植物を「Maple(メープル)」と呼び、カエデの樹液からとった甘味料は「メープルシロップ」と呼ばれます。

モミジもカエデも同じカエデ属の植物ですから、カエデという大きな枠の中にモミジという種類があるイメージです。

カエデとモミジの見た目での分け方は、葉の切れ込みが深いカエデを「~モミジ」、葉の切れ込みが浅いカエデの方を「~カエデ」と呼んでいます。

カエデ属の「イロハモミジ」は切れ込みが深いもの、カエデ属の「ハウチワカエデ」 は切れ込みが浅いものといった感じです。

モミジの花言葉

モミジの花言葉は、

「大切な思い出」
「節制」
「遠慮」
「自制」

です。

花言葉の由来は、

「大切な思い出」・・・秋の紅葉の思い出に風情を託したもの。

「節制」「遠慮」「自制」・・・鮮やかな紅葉に比べ、春に開花する花は目立たないことから。

と言われています。

モミジ

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