ハーバリウムの寿命について・美しく鑑賞できる期間と保管のコツ
2024年09月19日
ハーバリウムの寿命は知らない人も多く、何年もずっと同じ場所で飾っていることもあるでしょう。品質を維持しながら美しく鑑賞するには、寿命があることも知っておきたい大切なポイントです。そこで今回は、ハーバリウムの寿命と保管のコツについてご解説していきましょう。
目次
ハーバリウムの寿命について
ハーバリウムは、ガラス製のボトルにドライフラワーやプリザーブドフラワーをオイルと一緒に入れたもの。少しの水分でもカビの原因になりますので、生花は花材として使用しません。
オイルや花材の質、保管場所によってハーバリウムは劣化スピードが異なり、残念ながら永久的に美しい状態を維持できるものではありません。一般的には、ハーバリウムの寿命は半年~1年といわれています。
劣化したサインは明確には決まっていませんが、何となく綺麗に見えなくなった頃が処分するタイミングです。花材の色は、時間をかけてオイルに溶け込んでいきますので、少し濁りが気になった時などは新しく購入するタイミングになるでしょう。生花よりはずっと長く鑑賞できることは大きな魅力のひとつです。
保管のコツについて
ハーバリウムの寿命まで綺麗に鑑賞できないことも稀にあります。それは飾る場所が適していないため。長く鑑賞するためにも、保管場所は直射日光が当たる場所はできれば避けましょう。
しかしハーバリウムは光の反射も魅力のひとつ。紫外線で花材の色褪せが進んでしまわないよう、キラキラ感を楽しむ時だけ窓際に置くなど、工夫することもおすすめです。
また、ハーバリウムの寿命はもちろん、ガラスボトルを使用するものなので、小さいお子さんがいる家庭では手の届かないところに置くことも大切。使用するオイルは可燃性なので、火の気があるところに置くのは避けましょう。
処分方法について
ハーバリウムの寿命を迎えたら、正しい方法で処分しましょう。そのままゴミ箱に入れず、必ずガラスボトルからオイルと花材を取り出すこと。
牛乳パックに新聞紙を詰め込み、オイルを注いでしっかりテープで閉じておきます。花材はピンセットなどで取り出し、どちらも可燃ごみに。ガラスボトルは瓶ゴミに出しておきます。処分方法は自治体により異なるかもしれませんので、事前に確認しておきましょう。
まとめ
ハーバリウムの寿命は、1年前後を目安に考えておくとよいかもしれません。どれほど気をつけて鑑賞してもいずれは劣化してしまうものです。色々な場所に移動して保管することもひとつの方法なので、輝くハーバリウムを長く楽しむためにも、置き場所や飾り方には少しこだわってみてもよいでしょう。