ハーバリウム花材はドライとプリザーブドどちらを選べばいいか
2020年04月24日
ハーバリウムは今までに無いお花のインテリアとして
気軽に楽しめることでも人気を集めています。
そもそもハーバリウム(herbarium)とは植物標本というのが由来です。
植物標本と言われている程なので、元々は学者の方等が
研究用として活用していたのです。
それが近年、インテリア用にアレンジをしているので
現在はとても進化しています！
ハーバリウムを作る際には必ず
ドライフラワーかプリザーブドフラワー
このどちらかを使用する事になります。
アーティシャルフラワー（造花）も使用する事はありますが
やはり作られた感が出てしまうので、あまりおススメ出来ません。
また、生花もオイルに入れると腐敗してしまうので使用できません。
では、ドライフラワーとプリザーブドフラワーは
どのように使い分けたらいいのでしょうか。
本日は、ドライフラワーとプリザーブドフラワー
どちらを選べばいいかについてお伝えします。
目次
ドライフラワーとプリザーブドフラワーの違い
製造過程が違う
ドライフラワーとプリザーブドフラワー
は製造過程こそ違いますが
どちらも生花を乾燥させていくという事では同じです。
乾燥させる事でどちらも長期鑑賞可能なお花となりますが、
それぞれ違った特徴を持っています。
ドライフラワーの製造過程
ドライフラワーは生きているお花を乾燥させ、水分を抜いたものが
ドライフラワーとなります。
基本的な方法としては
吊り下げる方法があります。
お花や季節にもよりますが、吊るす期間は1週間～2週間。
お花を乾燥させたいので乾燥しやすい季節が最適です。
そのため、秋冬は比較的乾きやすくなります。
また、吊るすときに逆さまに吊るしておくことで、
お花の茎が曲がることなく自然な状態で乾燥させることができます。
生花と比べると落ち着いたカラーになることが多く、
アンティークな雰囲気を醸し出してくれます。
色合いとしては、茶色や赤色等
自然の色合いが近くなります。
その他の方法としてはシリカゲル（乾燥剤）
を使用したりして、乾燥させる方法があります。
プリザーブドフラワーの製造過程
プリザーブドフラワーもドライフラワーの一種ですが
プリザーブドフラワーは手法が約20年とまだ歴史が浅い加工方法です。
そのため、プリザーブドフラワーが
どのような製造過程であるのかよく分からないという方もいらっしゃるかと思います。
ドライフラワーとの一番の違いは
お花に着色加工を行うため
生花には無い色のお花も製造できるという事です。
例えば、赤色のあじさいや
シルバーのカスミソウ等
自然界には無い色のお花を製造できます。
色のバリエーションが増える事で
ハーバリウムのデザインの幅も
とても広がります。
着色するという点で
プリザーブドフラワーを作る場合には手間がかかります。
専用の溶液で脱水をして脱色を行い、
その後着色をしてから乾燥させるという工程になります。
その他、新鮮なお花を使用しないと綺麗なプリザーブドフラワーにする事も
難しいため、初心者の方には作るのが大変であります。
ただ、やはり美しい色合いが出せるプリザーブドフラワーは
ハーバリウムでも使用される割合が大きいのです。
ハーバリウムでの花材の使い分け方
ドライフラワーを使う場合
ドライフラワーとプリザーブドフラワーの違いは
お分かり頂けたでしょうか。
続いて、ハーバリウムに使う際の
ドライフラワーとプリザーブドフラワーの
使い分け方についてお伝えします。
まず、ドライフラワーですが、着色をしないので
アンティークな雰囲気、ナチュラルな自然の雰囲気が楽しめます。
お部屋のインテリアとする場合も
お部屋の雰囲気がアンティーク調のお部屋であれば
ドライフラワーを使用したハーバリウムが最適です。
プリザーブドフラワーを使う場合
それに対して、プリザーブドフラワーは
着色されていますので、キレイな花材を使用する事が出来ます。
自然界にはない、鮮やかな青色や黄色等
中にはユニークな色の花材もあります。
鮮やかなハーバリウムを作りたい場合は
プリザーブドフラワーを使用した方がよいでしょう。
オシャレなお部屋、キレイな雰囲気を施した
お部屋等に飾ると、より一層お部屋も明るくなりますよ。
まとめ
花材はドライとプリザーブドどちらを選べばいいか
については、作りたいハーバリウムの雰囲気や
飾りたいお部屋や場所の雰囲気に合わせて選べば良いでしょう。
１点注意点としては、
プリザーブドフラワーだけになりすぎると
どうしても人工的な雰囲気となりますので
ドライフラワーも２割程入れたりすると
バランスの良いハーバリウムに仕上がりますよ。
最終的には、個人の好みという事にもなりますが
あなたの好みに合わせて、選んでみてください。
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