ハーバリウムは期限がある?永久保存できない理由を解説
2024年10月25日
ハーバリウムの期限はあるのかないのか、知らずに飾っている人も多いのではないでしょうか。ハーバリウムは、透明感のある癒しのインテリア。
プレゼントやハンドメイドで近年人気が急増しています。ハーバリウムはガラスボトルに入っているため、長期間観賞できるように感じますが、実は永久保存できない理由があるのです。では今回は、ハーバリウムに期限があることをポイントごとにご紹介していきましょう。
目次
オイル自体は腐敗しない?
ハーバリウムにはシリコンオイルやミネラルオイルが使われていますが、油は基本的に腐敗することはありません。しかし油は空気に触れると酸化が進み劣化するものなので、ハーバリウムに期限があるのはこのような状況があることも理由のひとつです。
ガラスボトルで蓋がしっかり閉まっていても、長い時間をかけて油は劣化が進んでしまいます。
花材が原因で永久保存できない
ハーバリウムの期限が永久保存できない理由として、花材が挙げられます。オイルだけなら劣化はさほど心配しなくても大丈夫ですが、ハーバリウムは花材をオイルに漬けているもの。
このため製作する段階で材料となるプリザーブドフラワーなどに水分や雑菌がついていると、オイル内で繁殖が進み、劣化の原因になります。ドライフラワーなら、しっかり乾燥させておかないと細菌などが付着している可能性がありますので、ハンドメイドする場合は手間をかけて準備することが大切です。
市販のハーバリウムも同様に、丁寧に作られたものでも花材の色落ちが原因で、オイルが劣化する可能性があります。
温湿度管理が原因
ハーバリウムの期限は、温度や湿度をきちんと管理せず観賞すると劣化が進んでしまいます。たとえば直射日光。紫外線は花材の色あせの原因になりますし、オイルの種類によっては高温になりとても危険です。
キラキラした魅力を楽しみたい時は、日当たりを考えて観賞しましょう。また、キッチンのように火の気がある場所に置くことも、ハーバリウムを劣化させる原因。
室内の通常の温度なら引火することはありませんが、暖房器具のすぐ近くなどは危険なので注意しましょう。ハーバリウムは、インテリアやオフィスの飾りとして基本的にはどこでも飾れるもの。ボトルに入っているので、洗面所やトイレなどの水回りにも強いことが特徴です。
まとめ
ハーバリウムの期限はそれぞれ異なりますので、自分の判断で美しく観賞できなくなったら処分も検討してみてください。永久保存はできませんが、ハーバリウムにはさまざまな種類がありますので、定期的に新しいものと交換して気軽に楽しむことができます。