必ず知っておきたい!母の日の情報と全知識

2020年03月28日

母の日ギフト

5月の第2日曜日といえば「母の日」です。

母の日の代表的なお花といえばカーネーションですね。
今年もたくさんの方がお母さんにカーネーションを
送ろうと考えているでしょう。

母の日近くになるとお花屋さんの店頭にカーネーションが並びますが、
いったいどのようにして母の日は始まり、
なぜカーネーションが代表的なお花になったのかご存知でしょうか。

この記事を読めば、
母の日の起源から、何故カーネーションになったのかまで
理解が出来る様になります。

また、母の日の定番であるカーネーション以外の人気の花
まで、幅広くご紹介致します。

今回は、母の日についてお伝えします。

母の日の起源

カーネーションが定着した理由

アメリカ南北戦争(1861~1865)のさなか、アン・ジャービス(1832~1905)は
牧師の夫を早くに亡くし、戦争や病気で8人の子供を失いながらも
残った二人の娘を女で一人で育て上げた強い母であり、社会活動家でもありました。

その活動は病気や貧しい人のための募金活動や食品検査、公衆衛生活動。

南北戦争時には中立を宣言するとともに、南北双方の兵士を看病したり、
双方の敵意をなくそうと試みたイベントに南北双方の兵士や地域の人々を招くなどし
大成功を収めるなど、女性の地位がまだ低かった当時のアメリカで社会改革にも貢献しました。

世界で最初の母の日とは

さらに敬虔なクリスチャンで日曜学校の牧師を26年間も務めていたそうです。

アメリカのフィラデルフィアに住むアン・ジャービスの子アンナは、
ウェストバージニア州で教師をしていました。

1907年5月12日の日曜、彼女は自分の教会学校の教師であった
亡き母親を偲び、教会で記念会を開いて母親が好きだった
白いカーネーションを贈りました。

そして母親の死をきっかけに

「生きている間にお母さんに感謝の気持ちを伝える機会を設けるべきだ」

と働きかけ、支援者たちと共に全国的な「母の日」の普及運動を始めました。
翌1908年の5月10日、彼女の勤めていた学校に470人の生徒と
母親達が集まりました。これが世界で最初の「母の日」です。

母の日と白いカーネーション

これが「母の日」の起源とされ、
白いカーネーションが母の日のシンボルになりました。

次第にこの運動は広まって行き、1911年までには、
ほとんどの州で「母の日」が祝われるようになりました。

この働きかけがアメリカ全土に広まり、1914年には当時の大統領
「ウィルソン」が、5月の第二日曜日を「母の日」と制定し、
国民の祝日となりました。

日本での母の日

日本では、昭和時代に皇后(香淳皇后)の誕生日である
3月6日(地久節)に行われていましたが、1949年ごろからアメリカの例に倣って
5月の第2日曜日に行われるようになりました。

また、アンナの母親が好きだった白いカーネーションを
追悼式の祭壇に飾ったことから、母が健在であれば赤いカーネーション、
亡くなっていれば白いカーネーションを飾るようになったという事です。

カーネーションの花言葉の由来

赤色カーネーション花言葉

「カーネーションの花言葉」カーネーション全般の花言葉は「無垢で深い愛」。

赤いカーネーションの花言葉は「母への愛」「感動」
赤いカーネーションが母の日に人気である理由がよくわかりますね。
「母への愛」まさに母の日にぴったりのお花といえます。

赤いカーネーションは母の日

ピンク色カーネーション花言葉

ピンクのカーネーションの花言葉
「感謝」「温かな愛情」「女性の愛」「美しい仕草」「上品・気品」「熱愛」。

ピンク色のカーネーションには、「女性」を褒める花言葉がたくさんあります。

さらにピンク色自体も女性的な雰囲気をもっていることから、
どんな女性へのプレゼントにも合うのではないでしょうか。

それこそ母の日でなくても、お誕生日や素敵な記念日にはもってこいのお花です。

オレンジ色カーネーション花言葉

オレンジのカーネーションの花言葉は「純粋な愛情」「清らかな愛」「感動」。

オレンジ色は元気で明るいイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

花言葉から考えると、恋人に送ってもよいかもしれません。
夕日のように情熱的なオレンジ色のお花とともに気持ちを伝えてみてはいかがでしょう。

白いカーネーション花言葉

白いカーネーションの花言葉は「亡き母をしのぶ」「尊敬」
「私の愛は生きています」「愛の拒絶」「純粋な愛」

母の日の起源で記述しましたが、白いカーネーションは亡くなった
母親にアンネが送った花、というところから、花言葉がつけられています。

ですので、亡くなった故人には白を送るとよいとされています。

ただ、清潔感があることから、白を好きな女性も多くいます。
その方のイメージが白であるならば、ポジティブな花言葉をもつ花と合わせたり、
メッセージを添えるとよいかもしれません。

黄色カーネーション花言葉

黄色いカーネーションの花言葉は「軽蔑」「嫉妬」「軽視」「愛情の揺らぎ」

なんだか不吉な花言葉ですね。

黄色は明るくプジティブなイメージをもっている方も多いと思いますが、
花言葉に注意したいものです。

そもそも黄色の花には不吉な花言葉を持つものが多いのです。な
ぜなのかは後程記載します。

紫色カーネーション花言葉

紫のカーネーションの花言葉は「誇り」「気品」「移り気」「気まぐれ」です。

女性らしい強さをもつ方への贈り物なら、「気品」
という花言葉をもった紫色のカーネーションがおすすめです。

ただ、「気まぐれ」などネガティブな花言葉もあるので、
メッセージカードを添えて渡すと誤解を与えずに済むかと思います。

また、紫色といっても赤やピンクに近いものなど様々。
カーネーションを送りたい相手に合った紫色を選びましょう。

濃い赤色カーネーション花言葉

濃い赤のカーネーションの花言葉は「私の心に哀しみを」「欲望」です。

母の日にカーネーションを贈るという習慣ができる前に、
赤いカーネーションに「哀れみ」という花言葉がつけられました。

ですので、その赤色が深くなればなるほど哀しみも深くなるということのあらわれかもしれません。

青色カーネーション花言葉

青いカーネーションの花言葉は「永遠の幸福」。
青いカーネーションは、白いカーネーションに青色の水を吸わせたタイプと、
遺伝子組み換え技術によって生み出された青紫色の2種類が存在します。

青色の花を咲かせるのはとてもむずかしく、
鮮やかな青色のカーネーションであれば前者、
ムーンダストと呼ばれ自然界の中で最も青色に近い
青紫色のカーネーションであれば後者のカーネーションになります。

その淡くはっきりとした青色は、「開発がむずかしく、
もし作れたなら一生幸せになれる」という研究者たちの長年の思いから、
「永遠の幸せ」という花言葉がつけられました。

緑色カーネーション花言葉

緑色のカーネーションの花言葉は「癒し」
「純粋な愛情」です。

緑色のカーネーションには、「癒やし」
という花言葉がつけられています。

観葉植物が緑の葉っぱをつけて癒やしを与えてくれるように、
緑色には人の気持ちを和らげてリラックスさせる効果があります。

いつも優しく、おだやかな女性におすすめの花色です。

複数色カーネーション花言葉

複数色のカーネーションの花言葉は「愛の拒絶」
「私はあなたの奴隷になるです。

花言葉の由来は定かではありませんが、
ネガティブな意味をもっています。

ただし、ベースの花色を考えて、
ネガティブな花言葉はあまり気にしないで贈る場合もあるようです。

母の日カーネーションの色

黄色カーネーションに不吉な言葉が多い理由

黄色の花に不吉な花言葉が多いわけカーネーション以外の
黄色の花の花言葉をいくつかご紹介します。

下記は全て「黄色の花」です。以前取り上げたバラの花。

黄色のバラの花言葉は「嫉妬」「不貞」「別れよう」
「誠意がない」チューリップ「望みなき愛」しつこい相手に
お断わりの意味で贈ってみてはどうでしょう。

タンポポ「別離」これは蒲公英の綿毛が由来です。
若者の旅立ちに綿毛をたとえました。

水仙「もう一度愛してほしい」「私のもとに帰って」なんだか怖いですね。
菊「破れた恋」ライバルにまけてしまったのでしょうか、切ないですね。

黄色い花にネガティブな花言葉が多い理由ははっきりとわかっていません。
一説によると、イエスキリストを裏切ったユダが着ていた服が
黄色だったからと言われています。

花言葉は西洋人が作ったため、黄色にネガティブなイメージを持っていたのではないでしょうか。

カーネーションを贈るなら

結果、カーネーションを贈るなら
母親へは人気不動の赤「母への愛」
故人へは白「亡き母をしのぶ」

母親、もしくは妻、恋人へ
ピンク「温かな愛」「上品・気品」
オレンジ「純粋な愛情」「清らかな愛」
青「永遠の幸福」
緑「癒し」「純粋な愛情」

等があります。

母の日に贈る人気の花

カーネーション意外にも、母の日に贈る人気のある花
さて、母の日に贈る花、カーネーション意外の人気のある花をいくつかご紹介します。

母の日に贈るアジサイ

近年、人気が高いのがアジサイ(紫陽花)です。

アジサイといえば、梅雨の時期に花を咲かせるイメージですが、
5月~7月にかけて花を咲かせるので、母の日の時期にぴったりの花です。

アジサイは、品種の数も非常に多く、
100種類以上とも言われています。

品種改良も進んで数多くの品種があり、
形や色もたくさん揃えられています。

アジサイは、咲き始めから花色がどんどん変化するため「移り気」
と言う花言葉がついています。

なんだか浮気を連想するようでマイナスイメージのような気もします。

しかし、一方では、アジサイの小さな花びらが寄り添っている様子から
「家族団らん」「強い愛情」などの花言葉もついています。

またアジサイはたくさんの色がある中で、白は「寛容」、
ピンクは「元気な女性」、青は「辛抱強い愛情」など、
母親に重なる花言葉がたくさんあることがわかります。

こんなところも、アジサイが母の日に贈る花として人気が出た理由なのかもしれませんね。

母の日に贈るバラ

華やかさと香りの良さから抜群の存在感があるバラは、
花束やフラワーアレンジメントの主役になります。

赤いバラの花言葉は「愛情」「真実の愛」です。

また、ピンクのバラは「感謝」「しとやか」「上品」。
そして白いバラは「純潔」「尊敬」「私はあなたにふさわしい」
という意味を持ちます。

そのため、母の日の贈り物としては赤やピンクに人気があります。

母の日に贈るガーベラ

ガーベラの丸みを帯びたポップなイメージの花びらは、
見る人の気持ちを明るく元気にしてくれます。

ガーベラの花言葉は、赤が「前進」「神秘」、黄色は「親しみやすい」
「究極美」、ピンクは「崇高美」です。

黄色のガーベラの花言葉は、ポジティブな意味ですね。

母の日に贈るユリ

凛として高貴なイメージのユリの花は、花束でも主役級の存在感があります。

花言葉は、白が「純潔」、黄色は「飾らぬ美」です。
特にカサブランカという品種は、日本のヤマユリや
タモトユリなどを掛け合わせて作られた花で、「ユリの女王」とも呼ばれています。

母の日に贈るチューリップ

色も咲き方も豊富なチューリップの花言葉は「愛」です。
主役にも脇役にもなれる花であるため、アレンジの幅を広げてくれます。

母の日の贈るにしても、お子様と一緒に奥様へ贈るのも
素敵ではないでしょうか。

赤いチューリップは「真実の愛」、ピンクのチューリップは「誠実な愛」です。

母の日人気の花

まとめ

いかがでしたか?

母の日の起源やカーネーションの由来
おススメのお花をお伝えしました。

花言葉を考えながらお花選びをすると、
いつもの花とは少し違って見えませんか。

家族だからこそ、普段なかなか「ありがとう」
と口にする機会も少ないのではないでしょうか。

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